校長挨拶
令和9年度(2027年度)創立125周年!!(現在、記念式典の開催に向けて準備を進めています。)
小樽潮陵高等学校ホームページにアクセスしていただき、ありがとうございます。
本校は、明治35(1902)年に北海道庁立小樽中学校として開校、その後、幾多の変遷を経て、昭和25(1950)年に現在の北海道小樽潮陵高等学校となり、創立123年目を迎える北海道でも屈指の伝統校です。
卒業生は38,000人を超え、道内はもとより日本や世界の各地において様々な分野で活躍されています。
在校生は、開校以来続く「自由と進取」を尊重する校風のもと、高い理想と志をもって、主体的にのびのびと学業と部活動等に励み、数々の素晴らしい成果を上げています。
北海道開拓の玄関口である小樽にあって、スピリット精神は本校教育活動の原点であり、「潮陵で挑戦」をスローガンとして掲げ、様々な社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手となる人材の育成をめざし、次のような資質・能力の育成に取り組んでいます。
【全日制】
(1) 向学心豊かで自己実現を果たすことができる
(2) 国際的視野を備え良識がある
(3) 心身ともに健やかである
【定時制】
(1) 基礎・基本を身に付け自ら学ぶことができる
(2) 社会性、公共心に富み地域社会を理解し地域に貢献する
(3) 豊かな人間性を備え心身ともに健やかである
特徴的な取組としては、全日制では、平成20(2008)年度から道教委の「地域医療を支える人づくりプロジェクト事業」指定校として医進類型コースを設置し、2年生から数学、理科、英語の各科目について少人数授業を行っており、これまでに50名を超える生徒が医学部医学科に進学しています。また、令和6(2024)年度からは、文部科学省の「DX(デジタル・トランスフォーメーション)ハイスクール」に採択され、デジタル技術を活用して企業や社会に対し新しい価値を提案するデジタル人材の育成に向け、生徒全員が理数科の科目を履修したり、文理横断的な探究活動を行ったりする教育課程の編成に取り組んでいます。
一方、定時制では、学び直しや人間関係づくりなどの学習を重視し、一人一人の生徒の学習状況や特性に応じたきめ細かな対応を行っているほか、恒例となっている小樽市の「雪あかりの路」へのイベント参加のような体験的な教育活動を多く取り入れるなど、心豊かな人材の育成に取り組んでいます。
私たち教職員一同は、生徒、保護者並びに地域の関係者の皆様の期待と信頼に応えるべく、今後も、地域に誇りや愛情を持ち、社会に貢献できる人材の育成に努め、「開かれた学校づくり」「選ばれる(魅力ある)学校づくり」に取り組んでまいりますので、引き続き、ご支援とご協力をお願い申し上げます。
北海道小樽潮陵高等学校長 佐藤 一昭